【 2025年度(令和7年) 奨学生/奨学生候補者の研修について 】
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本会では、奨学生・奨学生候補者を対象に毎年研修会を開催しています。新型コロナウィルス感染症の拡大を きっかけに
新聞記事等の資料を送付して感想をまとめる「資料研修」の形で実施しています。
一昨年の5月から新型コロナウィルス感染症の位置づけが「5類感染症」となりましたが、コロナ等の感染症の流行が今も懸念
される状況にあること、諸物価の高騰が市民生活を圧迫し続けている現状に鑑み、今年度も「資料研修」の形で研修会を
実施しました。
○ 今年準備した資料は5点です。
○ 奨学金給付生36名中34名から提出がありました。
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dt◆ 今年度 活用された資料 5点
【資料1】<2024.9.15付 >
「 Ao-na 」 開館 にぎわう
~ モニュメントもお披露目 ~
【資料2】 <2024.10.9 付 >
橫手盆地の発酵食PR
【資料3】 <2025.2.16 付 >
「 天の川 」 地上に広がる
~ 横手「かまくら」蛇の崎川原 市民ら「ミニ」制作 ~
t、さきがけ新報社 |
111新聞資料は全て「秋田さきがけ新聞」です。
【資料4】 <2025.3.28 付 >
「 離れる若者、残る若者 」
~ 業種にもっと幅あれば・・・
秋田で夢実現目指す人も ~
【資料5】 <2025.4.27 付 >
「 授かった命 」 に向き合う
~ マタギ文化に生きる画家 ~
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◆ 利用に当たっては、秋田魁新報社 の許可を得て
掲載しております |
| 【 資料を読んでの感想 ~ 一部抜粋・編集 ~ 】 |
◆ 感想の 「提出:○人」 をクリックすると、提出された感想の詳細を見ることができます
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資料 1
「 Ao-na 」 開館 にぎわう |
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資料 2
橫手盆地の発酵食PR
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・子どもから高齢者まで幅広い世代が気軽に利用できる施設である点は、人口減少や地域の高齢化が進む橫手において非常に重要であると考える。
・この記事を読んで、自分が中高生のころに「Ao-na」が開館していたらなと感じた。
・以前は橫手駅の東口を出るとすぐに廃ビルなどが目に入ることもあり、橫手は寂れた街だという印象があった。しかし、現在は「Ao-na」をはじめとする現代的な建物が建っており、寂れた様な印象はなくなっていた。
・生涯学習施設である「Ao-na」が橫手地区の老若男女にとってこれから確実に大きな存在になるだろうと強く感じました。
・特に印象的だったのは、モニュメントや検索ロボット「トト」といった親しみやすい仕掛けです。
・セレモニーに横手市の高校生が主体的に参加している様子も、地域に活気が生まれているようで嬉しいです。
・教育を学んでいる身として、特に子どもや若者にとっての意義について強く考えさせられました。
・橫手駅東口に開館した「Ao-na」の記事を読み、実際に訪れたときのことを思い出した。大きな窓から光が入る館内では、話したことのない人も、同じ空間にいるだけでつながっているような心地よさがあった。
・図書館の利用時間が、21時までに延長されたのが嬉しかった。これならば仕事帰りにも、気楽に立ち寄ることが出来て、便利だと思った。
・私はこの記事にある「Ao-na」が開館した直後から、受験勉強のために頻繁に利用していました。毎週末、朝の開館時間から夜まで机に向かって勉強する日々を続けていましたが、長時間集中して取り組むことができたのは、「Ao-na」の快適な環境があったからだと感じています。
・橫手駅の目の前に建てられているためアクセスがしやすく、違う地域から来た人でも立ち寄りやすい場所であるため、新たな居場所が出来たような感じがする。
提出 : 12 人
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・横手市を含め地方都市では人口減少の問題が深刻化しているため、積極的に地域の文化と関係づけたイベントをしていくことで地方人口の増加が期待される。
・米作りやそれに伴う古くから継承されている発酵技術に関してはこの地域だからこそ生み出された貴重な財産であり、決して淘汰されるべき物ではないと記事を読んで改めて感じた。
提出 : 2 人 |
資料 3
「 天の川 」 地上に広がる |
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資料 4
「離れる若者、残る若者」
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・資料の中で「見るだけでなく体験することで、より秋田への
関心が高まる」ということばに強く共感しました。大学のゼミ
にて大仙市の田んぼ作業を手伝う機会があり、それまで文献や知識から理解したつもりになっていた農業や地域について、実際に体験し、現地の方々と話をすることでしか得られない気づきがあることを学びました。
・この資料を読み、中学校の頃のミニかまくら作りを思い出し、懐かしくなった。
・この記事を読んで、秋田の冬の文化の魅力を改めて感じました。
・「ミニかまくら」の魅力は、一つ一つの形や大きさが違って
見るに飽きないことと、それでも一体感が感じられることだ。
そして寒い季節だからこそ、温かさを感じることができるのが
魅力である。
・地域の人々の思いが詰まった祭りの美しさと、それを降雪量が変化しようと長年同じ形で行うことを支える市民の努力に心を打たれた。また、幻想的な光景を見た来場者の「感動した」 「また来たい」 という声からもこのお祭りが単なる観光行事ではなく、心に残る体験へと変化していることが読み取れた。
・世代を超えて橫手の人々が力を合わせてかまくら文化を継承していることが素敵だと思った。
提出 : 6 人 |
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・その人にとって、秋田で暮らすメリットが大きくならないと秋田県内への進学や移住にはつながらないと思うので、「秋田で働きたい」と思えるような職場環境が重要と考えました。
・この記事から、「秋田の若者が地元に残りたいのに残れない」という現実の厳しさを感じた。
・人生設計や奨学金返済など現実的な課題を考えると、働ける場や選択肢が多い都市部での就職は、仕方のない選択だと思う。
・私はこの記事を読んで、未来の秋田・世代のためにもっと働く環境や進学先の幅を増やしてほしいと切実に思った。
・秋田の若者たちが直面する現実と葛藤の大きさを実感した。
・地元に愛着を持ちながらも、賃金水準の低さや就職先の選択肢の少なさから県外へ進学・就職をせざるを得ない状況は、人口減少が著しい地域特有の課題であると理解した。
・秋田県で生まれた子供たちが安心して働けるように、地元の産業がもっと多様化していく必要があると思います。
・今ある秋田特有の職業をさらに大きくして、今ない秋田の魅力に関わる職業は新たに作り、可能性を広げることで、独自色を強め、現状を打開してほしいと思いました。
・秋田県の課題は賃金だと思いました。 ・私の周りでも高校卒業後に県外へ進学したり就職したりする人が多い。地元が嫌いだから出ていくわけではなく、夢を実現するために県外に出ざるを得ないという人が多いことが現状である。
・より専門的な学びと就職先を求めた結果、県外に出るという選択は、私にとってごく自然な流れでした。
提出 : 12 人 |
資料 5
「授かった命」 に向き合う |
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・記事を読み、雪国の人々が今も工夫し知恵を受け継いで自然と共生している姿を知り、懐かしさと同時に尊さを感じました。人は自然を完全に支配することは出来ません。だからこそ、もっと自然と共に生きる意識を持ち、都会に住む自分も学び直していきたいと思います。
・この資料を読んで、マタギの世界で獲物を狩ることに対して
「授かる」という表現が使われていることに不思議な感覚を覚
えました。読み進めていくうちに、相当な覚悟をもって命と向
き合っているからこそ、「授かる」という表現を用いているの
だと気付かされました。自分を削りながらも授かった命と真摯
に向き合う永沢さんの姿にとても強さを感じました。
提出 : 2 人
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